2025年9月の記事一覧
3学年探究発表会
9月3日(水)
3年生の探究発表会が第一体育館で行われ、全校生徒が発表を聴講しました。アドバイザーとして、登米市役所から3名の方と、登米市まちづくり企業「縁屋」代表の志田敏典さんをお招きして発表をご覧いただきました。
3年生が、これまで取り組んできた「社会問題」「情報」「農業」「経済」「教育」「地域貢献」「文化」など64の探究テーマのうち、選ばれた7つの班が発表しました。生徒たちは、地域の事業所や登米市などへ直接足を運んでフィールドワークやインタビューなど行い、情報収集・整理し、地域課題や社会問題などについて高校生の視点からまとめた内容を堂々と発表しました。その後、質疑応答を行い、アドバイザーの方々から、感想、助言をいただき、発表を評価していただきました。
発表班のなかで、最優秀に評価されたのは「自分のこと、好き?~子供の自己肯定感を高めるには~」という教育についての探究でした。
この発表会で、1・2年生は、3年生が取り組んできた探究内容を見聞きし、今後の自分たちの探究活動の参考になったと思います。
今後も地域社会や世界における課題解決を目指し、この探究活動で学んだことや身に付けたことをこれからの自分の在り方やよりよい社会への貢献に生かして欲しいと思います。
最後に、佐高生の探究活動にあたり、フィールドワークやインタビューにご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
Sanuma Summer University 2025
8月29日(金)
本校を会場に、宮城県教育委員会主催の高大連携事業である地域公開講座の「Sanuma Summer University」が開催されました。
本校1年生と2,3年の希望生徒のほか、県内の他校からの参加もあり、250名が心理学、法学、工学、農学、地域創生、看護、食産、教育、情報、社会福祉といった10のテーマに分かれ、各大学の先生方に講義をしていただきました。
講座1「大学で学ぶ心理学」
東北大学 文学部 教授 阿部 恒之 先生
講座2「近代国家と民法」
東北大学 法学部 教授 吉永 一行 先生
講座3「材料科学入門~エネルギー材料を含む様々な材料について~」
東北大学 工学部 准教授 竹田 修 先生
講座4「生物がつくる化学物質の不思議と魅力」
東北大学 農学部 教授 榎本 賢 先生
講座5「人口減少時代の公共施設の在り方とは」
宮城大学 事業構想学群 地域創生学類 准教授 上森 貞行 先生
講座6「看護で学ぶ病気のおはなし」
宮城大学 看護学群 看護学類 教授 風間 逸郎 先生
講座7「理系の目と文系の目で食を見て、考えてみよう」
宮城大学 食産業学群 フードマネージメント学類 教授 笠原 紳 先生
講座8「教育の現状と課題に向き合う教師」
東北学院大学 文学部 教育学科 教授 紺野 祐 先生
講座9「人工知能って何?~コンピュータにできないことを探そう~」
東北学院大学 情報学部 データサイエンス学科 教授 武田 敦志 先生
講座10「社会福祉の必要性を人生で考える」
東北福祉大学 総合福祉学部 社会福祉学科 教授 元村 智明 先生
Sanuma Summer Universityは、平成16年度から県内他校に先駆けて始められた高大連携事業です。受講生は各分野での最先端の研究に触れ、講師の先生方のお話を1つ1つ吸収しようと聴講しました。
受講した生徒たちからは「学びたい意欲が明確になりました」「様々な視点から物事を見ると新たな発見があることがわかりました」「大学教授の講義を体験出来てよかった」といった感想がきかれました。
今回の講義を通して、なりたい自分や進路を思い描き、その夢や目標に向かってさまざまな力を蓄えて欲しいと思います。