咲こうnote
100万ドルの佐高祭
8月30日(金)・31日(土)の2日間
佐沼高校三大行事のひとつである「佐高祭」が盛大に開催されました。
今年は、「100万ドルの佐高祭~122年目の期待(みちしるべ)~」というテーマのもと、生徒からの招待という形での限定公開でしたが、たくさんの方々に模擬店や様々な展示・発表をご覧いただきました。
1日目は校内発表で、開祭式のあと、自然科学部による指紋検出実験、箏曲部の優雅な演奏、吹奏楽部の元気いっぱいの演奏で全校生徒がはしゃぎ、軽音楽部によるエネルギッシュな演奏で、いずれも発表のたびに拍手が鳴りやみませんでした。その後には1学年各クラスによるステージ発表があり、続いて、実行委員企画のクイズ大会、さらには有志によるタップダンスや歌姫のステージ発表があり、最高に盛り上がりました。
文化部ステージ発表
1学年ステージ発表
有志グループステージ
そして、教員ユニットによる「SUPER EIGHT」ならぬ「SUPER TOMESHI」ですが、昨年メンバーの脱退などがあり活動が危ぶまれましたが1年ぶりの復活ライブもあり、会場は最高に盛り上がりました。
2日目は、天候悪化が心配されましたが、生徒の活気によって天候も回復し、お客様を迎え、ステージ発表や、文化部の展示、そして趣向を凝らした各模擬店、また、中庭ではラグビー部によるタックルやパスなどの体験コーナーもあり、たくさんの方々が行き来していました。今年は定時制課程の展示や模擬店もあり多くの方々が並んでいました。
昨年に引き続き、佐沼東中央商店会とのコラボ企画で「ジョイントにぎわい市」が開かれ、焼鳥(ヤンニョムチーズ味があったり)が飛ぶように売れ、また、佐高祭ポスターの巨大な立て看板も作成していただきました。
文化部発表・展示
ラグビー体験
各種模擬店
後夜祭では、生徒会企画の「未成年の主張」があり、続いて有志グループによるピアノ演奏、デュエットやバンド演奏などが披露され最高潮に達しました。
今年の佐高祭は、実行委員を中心にクラスや文化部などの各団体とも、一生懸命準備し、地域の方々の応援もあり、生徒一人一人が100万ドル以上にも輝き、それぞれが記憶に残る最高の佐高祭となりました。
~ More Photograph ~
美術部入賞 ぎふ総文2024
7月31日から8月5日まで岐阜県にて「文化部のインターハイ」とも言われる第48回全国高等学校総合文化祭(清流の国ぎふ総文2024)が開催され、美術・工芸部門に宮城県代表作品として、本校から2作品が出品されました。
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「Re-cycle」 (映像作品) |
「Anarchy Orchestra」 (立体作品) |
全国から多くの優れた作品が出品された中、林莉々花さんの作品が「奨励賞」を受賞しました。この作品は映像作品で、ゴミとなるものでも再利用して新しいものを作ることができるというメッセージが込められています。
また、芳賀祐月さんの作品は、コンサートホールの立体作品で、いまにも音楽が聞こえて来そうな雰囲気が感じられ、とても高い評価を受けました。
奨励賞を受賞した林さんの映像作品は、こちらで限定公開しております。
ぜひご鑑賞ください。
スマホからもご覧いただけます
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ぎふ総文に参加した2名にインタビューしました。
林莉々花さん
Q:作品に込めた思いは?
A:リサイクルという概念を料理や映像の構成で表現し、無駄が出ず循環するという意味を込めました。
Q:制作で苦労したことは?
A:1枚ずつ写真を撮って制作するストップモーションという技法を使ったのですが、できるだけ動作が自然になるように撮るのが大変でした。
Q:ぎふ総文に参加しての感想
A:作品に込められた意味や思いが強く感じらる作品が多くあり、自分は美術で何を表現したいのか考えさせられた総文でした。
芳賀祐月さん
Q:作品に込めた思いは?
A:中学生のとき、吹奏楽部に所属していたので、音楽の楽しさやコンサートホールの雰囲気を伝えたいと思いました。
Q:制作で苦労したことは?
A:ダンボールを使って制作したので、カットしたりするとき、かなり力を使うのでかなり疲れました。
Q:ぎふ総文に参加しての感想
A:全国から集まった個性豊かな作品を目にして、たくさんの刺激を受けたと同時に、来年はもっとレベルアップした作品を出品したいです。
全国の同年代の作品に触れ、今後の創作活動の良い刺激になったと思います。そしてそれは、他の部員たちにも伝わり、佐高美術部がますます活躍していくことでしょう。
Sanuma Summer University
7月25日(木)
本校を会場に、宮城県教育委員会主催の高大連携事業である「Sanuma Summer University」(地域公開講座)が開催されました。
本校1~3年の希望生徒のほか、県内各校からの参加もあり、合わせて152名が日本史、経済、理学、農学、教育、地域創生、看護、食産の8つのテーマに分かれ、東北大学、宮城教育大学、宮城大学の先生方による講義を受講しました。
講座1「大学で学ぶ日本史」
東北大学 文学部 教授 籠橋 俊光 先生
講座2「経済学部で学ぶということ-マックを事例として-」
東北大学 経済学部 教授 小田中 直樹 先生
講座3「地球表面の形態変化を探究する」
東北大学 理学部 教授 堀 和明 先生
講座4「発酵にまつわる微生物たちの話」
東北大学 農学部 教授 新谷 尚弘 先生
講座5「教育の目的と役割」
宮城教育大学 教授 川崎 惣一 先生
講座6「地域社会学、まちづくり、観光に関すること」
宮城大学 事業構想学群 地域創生学類 准教授 宮崎 義久 先生
講座7「看護学及び現在の医療に関すること」
宮城大学 看護学群 看護学類 助教 東 優里子 先生
講座8「農産食品学、食の安全性、栄養学に関すること」
宮城大学 食産業学群 フードマネージメント類 教授 石川 伸一 先生
Sanuma Summer Universityは、平成16年度から県内他校に先駆けて始められた高大連携事業です。受講生は各分野の最先端の研究に触れ、講師の先生方のお話を一つ一つ吸収しようと聴講しました。
今回の講義を通してなりたい自分や進路を思い描き、その夢や目標に向かってさまざまな力を蓄えて欲しいと思います。
3学年日本史探究「出張講義」
6月26日(水)
3学年の日本史探究の授業で、歴史的事項について専門家の知見に触れ、理解を深めようと、國學院大學文学部長の矢部健太郎教授を招いて講義を行っていただきました。矢部教授はNHK番組「英雄たちの選択」への出演や、大河ドラマ「真田丸」への資料提供など、メディア等においても幅広く活躍されている方です。
今回は「豊臣政権研究の現在地」という演題で、「豊臣」摂関家を頂点とする豊臣大名の「清華成」家格序列存在の発見と、その観点からの「五大老」捏造説や、関白秀次切腹事件の通説への疑念について、史料をもとに丁寧に解説していただきました。
受講した生徒たちは、最新の歴史研究の実例や、歴史学とはどのような学問なのかを学ぶことができ、たいへん有意な授業となりました。
3学年探究発表会
7月10日(水)
3年生の探究発表会が行われました。
アドバイザーとして、一般社団法人まるオフィスの加藤さん、登米市地域おこし協力隊の志田さん、NPO法人ぴぃすかんぱにぃの千葉さんをお招きして発表をご覧いただきました。
3年生の各班が、「教育」「経済・文化」「IT」「農工」「社会」「食事」「福祉」の7分野に取り組んできた69の探究テーマの中から、分野ごとに選ばれた7つの探究テーマについて発表しました。
生徒たちは、地域の事業所や登米市などと連携しながらインタビューやフィールドワークなど直接足を運んで情報収集・整理し、地域の課題や社会問題などのテーマについて高校生の視点からまとめ、堂々と発表しました。スライドで発表するだけでなく、実演したり、作成した実物を見せる班もいたり、質疑応答も活発に行われました。
1,2年生も聴講し、3年生が取り組んできた探究内容を聞き、今後の自分たちの探究活動の参考になったと思います。
今後も地域や世界共通の課題解決を目指し、この探究活動で学んだことや身に付けたことを、これからの自分の在り方や、よりよい社会への貢献に生かして欲しいと思います。
最後に探究活動にあたり佐高生のインタビューやフィールドワークにご協力いただいた方々に感謝申し上げます。